ブレない為には
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ブレない為には


レッスンが終わって、駅まで行くと電車がトラブルで乱れていました。 子どもたちの電車が来るまで私も一緒に待ちました。 私にとっては、当たり前のことでした。 気になるから。 心配だから。 だけど、帰宅後 一通メッセージをもらいました。 「一緒に電車を待ってくださってありがとうございました」 と。 驚きました。 敏感な子なので、「センセイ帰らなくていいのかな」 って思っていることはなんとなく伝わっていました。 でも、この子がまず こんな風にメッセージを送ってくれるのは、初めてでした。内容も含めてほんっとうに嬉しかった! ************* 今日の日誌は このメッセージを受ける前から実は書こうとしていたことは決めていました。 書く前に、このメッセージを受けてより一層書こうと思いました。 以下 今日の様子ではなく 誰がどう とかではなく 『芯をもつ』 ということはやはり大切なことだ という事を子どもたちの成長と共に思います。 価値観や考え方がの違いは千差万別ですが 何か1つのことを学び、得るためには 「自分」 というものを見失っては成長しないと思い子どもたちにも伝えます。 ペースはさまざまで構いません。(意味色々含む) 年齢と共に、方向性もそれぞれ変わっていくでしょう。 興味関心も増えていきます。 それも踏まえて 【自分はこうしたい】 そこがブレてしまわない事。 そしてその事が文字通り ヒトに伝わる 行動が伴っていけるようになってほしいなと思います。 以前ももう何年も前に、この日誌にも記した事がありますが書きます。 私が昔、先生に 「コンクールに出たい」 と申し出た1回目は、却下されました。 その時に 「何のために出たいの?」 と突っ返されました。 20歳を越えてのことで、コンクールも過去に出た事がありました。 リベンジしたい気持ちと自分の実力を試してみたかったからのことでしたが 却下。 出たい気持ちは確かで、一年かけて まずは先生に認めてもらうべくように と必死でレッスンに向き合いました。 スタジオ入りは一番のり やりなさいと言われたことは全て尽くしてみる 他にも身体の改善と共に気持ちの改善。 素直に受け容れる気持ちを持つこと(私は結構ダメ人間だったなと思います) 先生に認められたい一心で レッスンへの姿勢と バレエの向上を目指して日々出来る限りを尽くした一年後 もう一度同じように先生に申し入れたところ 「いいよ。目が本当だから」 と言われた時は飛び上がるほど嬉しかったことをいまでもはっきり覚えています。

私の目の色が本気色だったのは、自分を貫いてみた結果かなと思いました。

単純に先生に「いいよ!」と言われた事が嬉しかった気持ちと共に、一年前に却下されてよかったと思えた事でした。

そして認められたくて必死になって自分と向き合った時間は自分の自信にも、自分の為にもなった事

を学びました。

向き合い方を間違えていたら気づけなかったかもしれませんね。

芯を持つ

自分を貫く ということは 行動が誰が見てもハッキリと伴わなくてはならないことなんだと 気づく事が出来た貴重な時間でした。

そしてそれは、センセイの為じゃなく自分の為であること。

センセイは、その人の向き合い方をみていること。

そんな恩師に出会えて私は幸せものだと今でも感謝しています。

本当はこういう時間を思春期に持ちたかったなと あとから思い 今子どもたちに向き合うお節介センセイになっています(笑)。 年齢ではないけれど 気づくのが遅いと間に合わないこともあること も同時にこの後の経験で気付かされることもありました。

上手になりたい! それも1つ大事な芯です。 でもそこには、その芯を太くするべき行動が必要になります。 揺らがぬ芯を持つというのはそういうこと。 そして自分が揺らがない事で初めて周りが見えてくること。 その事を今日はどうしても書いておきたかったのでした。 メッセージをくれた彼女は、不器用でとても空回っていました。 昔の私を見ているようで苦しかった時もあります。 最近彼女の「上達したい!」 が行動に変わっています。 そんな時のメッセージ。 だから余計に嬉しかったのです。

子どもたちにとって、ブレないセンセイは本当に鬱陶しささえ感じることもあるでしょうけれど(笑)

頑固とブレないは違う。

私はバレエがしたい!

好き!

上達したい!

というのであれば、その本気を見せてくれるまでセンセイは納得しない。

貫くには、力を注ぐ必要がある。

自分で出来る限りのことを考え行動していくことは不可欠。

センセイだけではなく、きっとみんなのママも意見は同じだと思います。

ママがノーと言うには、何かしら理由があるかもしれないよね。

芯を持った人は美しいよ。

比べる事なく自分を磨いてね。

YUKI 

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