FLOW
土曜日のレッスン。
目白でのレッスンも来週まで。決めた時は、まだもう少し先だな・・・って思っていました。
ここでも3年間本当にお世話になりました。
今日は、セラバンドでエクササイズ&ストレッチから開始。
このクラスは、一定のレベルに達した中高生に合わせて進めています。学校優先でそれぞれの進む道に合わせて次第に子どもたちは歩みはじめています。
日頃の生活で生まれているカラダをほぐすことや、ほぐし方、一人ひとりのカラダをチェックしながら少し固まったカラダを緩めて気持ちもまずはリラックスさせることも大事にしています。
今日はこの時間で、カラダの状態に合わせて自宅でのエクササイズやこれからの目標を伝えた子もいます。
その思いが届いたのか、今の自分の体で気になっていたことをレッスンが終わって相談してくれた子もいました。
自分の体が気になったり、「どうしてこうなっちゃうんだろう?」とバランスや傾きが気になっていたことを伝えてくれて嬉しかったです。
ひとまず、できることを伝えましたがあとは、本人の意識次第。
何か、変化があるといいなと思います。

バーワークを終えて、フロアワーク。
1つのアンシェヌマンに対して、必ず1つこちらから「今日のポイント」を組み込みます。それは、テクニック面でのことではなく、多くが「繋ぎ」だったり「アームス」だったり、視線やポーズに重きを置いています。テクニックは、確かに大切です。そのため別途テクニカルワークだけを取り入れます。1つのアンシェヌマン(一連の動き)になった時、そこにだけ重点を置くともはや踊りではなくなってしまいます。得点化される技術ではありません。踊りの一つの要素としての技術でなければ、磨いた技術も活きてきませんからね。
何度もポイントの声かけをする中で、意識が向いた子はUpperのこ。ただ一人でした。
他の子も、言われた時は「あ、そうだった」と思うけれど、自分の番になり踊り始めるとそこはすっ飛んでしまう。
そういうこと。
そうなりがちだけど、絶対に大切なことをポイントにしました。
まだまだ学ぶことと同時に、すんなり一連の動きを踊りにするのは課題が多いようす。
そうね、
だから空いてる時間・スペースはフルに使い動き続けて体に入れること。
思春期で体が重たくなり始めている子たちに最後に声かけをしましたとさ。
なかなか平日はレッスンに参加できない子も土曜日のこのクラスは楽しみに来てくれています。週に1回の発散の場所。でも、内容は上級レベルです。当校の高校生にとってはこの時間が「最高の発散場所だ」と言います。
『Flow』
心理学で、提唱されている言葉です。
時を忘れて、まるで体の感覚がなくなるくらい集中してしまう体験。(でもチャレンジとスキルが釣り合う状況でものごとに没入すること)をフロー体験と呼びます。
アメリカの心理学者 ミハイ・チクセントミハイによって提唱されました。
子どもたちへの教え方や想いをとある先生にお話しした時に、この言葉を教えていただきました。まるで「Flow状態だね」。と。
そこで初めて「Flow」とは何か・・・を調べたり本を読み、まさに!!バレエのレッスン。と頷きました。
ご興味がある方は調べてみてくださいね。
本は、少し読みにくいかもしれません。
YUKI
