「自分の処方箋」 (3rd 2A)

要町に移転して、約8年。

当時、3、4歳で入所した子たちは小学校の高学年。

本当に、当時からカラーバリエーション豊かな子どもたちだったことは間違いない(笑)


「どう伝えたら、わかる?」そして「やってみてくれる?」

そんなメンバーが揃ってた(笑)...る(!!)


中には、歩み方がとても不器用な子もいて、成長と共に、お話もたくさんしてきた。

グループでも

個々にも


バレエの中で、1つ躓くことがあるとすると、その1つは日常のどこかに紐づいていることが多い。それはその子自身の課題だったりする。その課題は、自分が意識を向けていないと越えられないこともしばしば。

どうしてもそうなっちゃう

どうしてもできにくい(できないのは、「今」だけなのであえてこう記す)

バレエの動きだけではなく、考え方や行動も態度や感情も同じと感じる。


思春期の入り口に立っている彼女たちは、言葉に変換できない

もどかしさ

煩わしさ

そんなモヤモヤも時に抱え込んでいたりする。しかもそれに気づいていなかったりもするから子どもって可愛くて面白い。


日々重ねながら、

自分ってこういうところがある

こういう時こうなっちゃう


だから

どうする(対処・準備)


まで

子どもたちには身につけてほしい自立の力。

自分の処方箋を自分で!


最近

この①のところを自分で理解し始めている子が増えた。

それはもう、レッスンの姿勢と態度を見れば一目瞭然。また、私との会話の仕方で変化と成長が伺える。


こんな子もいた。

レッスンノートに、

【私(先生)から指摘されて、気になったことがあった。それで思い当たることがあるから、少しずつ改善したいと思う】

その最後の文で吹き出した


『私って、どうしても気づいていくのに時間がかかるタイプだから、見守っていただけたら嬉しいです』(小5)


心の中で「知ってるよ(笑)」という気持ちと「言えたね」が交錯し吹き出した。

立派です。立派。


「ずっとみていますよ〜」とお返事した。