基準ってなに?
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  • 執筆者の写真YUKI

基準ってなに?

やりたい!!

子が溢れていて

押され

揉まれている2ndクラスとなっています。


1stからの刺客たち(笑)は、緊張しながらもありったけの思いをそれぞれにレッスンで表しています。(ここができるってことが、まず大事なメンバーですからね)


真面目に一心に...な子も

自己に陶酔...な子も(笑)

いつもはおふざけモードが飛び出すBOYも(笑)

それぞれに今出せるパワーを思いっきり。



2ndメンバーもたしかに負けてはいません。


ただ

【2nd】というプライドもみんな相当にある(と感じています)以上に


何か追いかけられているかのようなプレッシャーを感じていたり


それによって

戸惑いも不安もあったり


さらには

人数が増えたことで「ユキセンセイ私のことみてる?」

というような気持ちさえみんな交互に、時々に出してきているな〜と

感じています。


先週、レッスン前に並ぶのも時間がかかったのは、単に強気なプライドだけじゃなく、上のような不安や戸惑いも感じているからだとも思います。


それはどういうこと??


********

今日は特に人数も多く、レッスンの最初から張り合いも見られていました。


(ここがこの子たちの素晴らしい強さです。2ndの子も1stの子も)


よく集中もしていましたし、ハキハキ動いてもいたものの...

途中からその張り合いが、押し引き合戦になる場面もありました。



並んでくださいとシンプルに指示をした事で、子どもたちがどんな風にやる気を見せてくれるのかな

と思ったところ...

もみくちゃになって押したり・ひいたり...


性格がそのまんま出ていました。

ある意味すごい我の張り合いを見た気もしますけど、同時に「何が基準」なのか迷ってもいるんだろうなと感じました。



前に出たい気持ちはあっても、戸惑いや迷い・不安があるからこそ、しっかりと並んで準備をするまでの強さが見られないのは、センセイの指示を待っているのですよね。



「センセイどうなの?」

という委ねる部分。


「並び順ってどうなの?」

っていう不安。



なるほどなっても思いました。


「じゃぁこういう風に並んでよ」

と言えばスムーズなのですが、子どもたち以上に頑固なユキセンセイはこれを今言いたくないと

最初のところではグッと堪えました。


なぜかというと

私が口を出せば、それが基準となってしまうからです。



並んで と言えば まずは並ぶ。

前に出たい人が前に出てくる


という発想も基準も

日本の学校生活の中でもまずは見られないことですものね、きっとね。



ここですね。

ユキセンセイが前回の子どもたちの様子から紐解いたこと。


子どもたちは「前に出なさい」と言えば前に出ます。

でもそこには「過去に」一回でも私が指示して並ばせた並び順があったらば、そのことを基準にしているということも一理あるのではないかなと思うのです。


純粋に「前に出る気持ち」というのは

バレエでは「私をみてください」

というアピールにも繋がります。


アピール出来なければ、見てももらえないというのがバレエです。(ユキセンセイは見ていても、大きく括った【バレエ】の世界での話です)


この子たちがバレリーナになるとは限りませんが、バレエを習う以上は、ぜひ伝えたいことでもあります。それがきっと自分のチカラになるから。



前に出るということは、

やるべき事もすぐに理解をして動かなきゃ行けないプレッシャーも生まれます。


それでも「見てほしい」から前に出る

この勇気は、真っ直ぐに自分に向かえば自分のチカラになっていきます。



このメンバーもどの子も

「ユキセンセイに認めてもらいたい」

「ユキセンセイに見てもらいたい」

思いは相当に強くもっているはずです。


この行動が自然と見え始めた時、このメンバーの今のそれぞれの緊張は、よきライバル同士としての張り合いに生まれ変わると信じています。


それまでにきっと色々あるでしょうけれど...




ユキセンセイはみています!

だから思いっきり安心してまずは自分にチャレンジする時間をレッスンで紡いでほしいと

今日は特に思いました。



きっとこれからも色々あるでしょうけれど...



色々起こってください。

その分ユキセンセイとの関係もバレエへの熱も温めて、


純粋にバレエが上手になりたいから

前に出ます!


ちょっと怖いけどがんばるよ!


という子たちに育っていってほしいなと思います。


どの子も!

です。



********

今日はこの雰囲気にのまれて、右往左往した子がユキセンセイの雷を落とされました。

とっても頑固なんだけど

すっごく繊細。


その繊細さと頑固さが最近こんがらがっていて、素直に声が届いていかないな〜と思っていました。


一回ツンツンして崩したい。

超意地悪なユキセンセイは彼女のハートのガードを破ってしまいました。


みんなが帰ったあとはじめてスタジオで大泣きすることができました。


みんなの前では決して泣かない。

その子が悔しくって苦しくってワンワン泣いた姿を見て

ユキセンセイちょっと痛かった。


だけど、知ってるの。

その痛みの何十倍も。


でも

知ってるの。その先のみなぎるチカラと喜びも。

そして

バレエがもっと楽しくなる事も。



楽しいをユキセンセイが提供するクラスじゃないのが2nd。


楽しいを自分から掴んでいく準備をしていくクラス。


楽しいを掴むって

簡単じゃないから楽しい。


そしてその楽しいはきっときっと!!!!

自分のためになる。


今はわからないと思う。


でもどんなに悔しくても

苦くても

あきらめないで。



その先の貴女の笑顔がきっと変わっていくはずよ。


厳しくって嫌になっちゃうね。

意地悪なユキセンセイだけど


大好きです。


頑張ってぶつかってこーい!!


YUKI



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