先長くみて
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  • 執筆者の写真YUKI

先長くみて

「バレエを習っている」というキモチが、一人ひとり高まっています。



そのためレッスンの中では、一つひとつの向上に向けて

「もっとこうします」

「ここはこうするよ」

「こういう時はこんな風にね」

つま先や

姿勢

動くときの注意も

声をかけられることが増えました。




身体の感覚から、「上下」「左右」「前後」「ジグザグ」「円」などの概念も身体で身に付けてもらったりもしています。



子どもたちの咄嗟の判断で特に難しいのは

「左右」だと感じます。

どちらがどちらか?

右手はどちらか?

それもスッと自信を持ってわかる子は、まだ少ないと思います。



バレエのレッスンの中では、

たとえば

片方ずつの手足を動かすこと

首を動かすこと

そして今は

どちらにくるんと回るかということも

練習の中で入れています。



回りたい方に回るのではなく

動かしたい方を動かすのではなく

どちらに回り

どちらを動かすかなど

それはバレエの中ではとても大切になってくる基本です。


感覚から養っていくこと

得ていくこともたくさん増えていくと思います。



幼児のレッスンを続けてきて、かれこれザックリ15年近くが経ちます。(アシスタントなどを入れるともう少し長くなりますが(笑))



その間、自身でも子どもたちの発達などについても学びを重ねながら、実践の(レッスン)場で子どもたちの「今の年齢や状態でどんな理解ができるのか」

ということも試行錯誤を繰り返しながら教えてきました。


「今」の年齢ではたとえば、マークをした方を動かすとか回る

こういう風に動く

と見てわかるだけの方が、その場の反応は良いことがあります。


しかしそれは子どもたちにとっては、一時的な対処にしか過ぎない

と私は思います。



たとえば今

左右の判断が、咄嗟には出来なくても、よく考えてもらったら子どもたちはわかります。


そしてわかったその感覚をしっかり意識しな続けてもらうと、共通の動き方ができていくと...

一人ひとりの動きがピタリと揃う

バレエの学びの1つであるアンサンブルの基礎の基礎が出来上がります。


サッとできることではなく

じっくり時間をかけてでも子どもたちの中に取り入れてもらえるよう(概念だけではなく)にと、レッスンを進めています。


そのため一回の進みは、遅いなと感じられることもあるかもしれませんが、子どもたちはじっくりしっかり考え、きっと身に付けていきますので見守ってくださいね。



バレエでは

なんでもいいから動きたい方に動けば出来たことにはならないのは、PreⅡさんでしっかりと身に付けて欲しいところです。


【厳しくなる】

というのは、そういう部分にも注意が飛ぶことが増えていくからでもありますね。


今日書いた概念の話で言えば

・右足を出すと言われたら右を出す

・右に回ると言えば右に回る

・ジグザグを走ると言えばジグザグする

・円を作ると言えば円をみんなで作る


などなど

高い集中と意識が必要で、その部分をすごくすごく今大事に育んでいます。



ユキセンセイのしつこさゆえの指示と注意にもシッカリと子どもたちが考え、やり直していることにタフさを感じていますよ。

「違うよ」

「どっちかな」

「反対だよ」

そんなことを何度言われても、めげずにしっかりと受け入れてくれるのは

「バレエを習っている」という自覚スィッチが

きっとママたちが思っている以上に、彼女・彼らの中に入っているからだと感じています。





少しずつの我が子の進歩を、しっかりと褒めてあげてくださいね。

ユキセンセイ、しつこいし

ユキセンセイ、細かいし

ユキセンセイ、フォローせずに導くサポートしかしませんけれど(笑)

彼女たちの小さなココロの成長を受け止めながら、身体の成長を導いています。

YUKI



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