top of page

Normalization

執筆者の写真: YUKIYUKI

とても久しぶりに日誌を書きます。

今年初かな。


日々、子どもたちと作品作りをしたり

支援学校の中で言葉不必要な社会の中にいると


(いや...言葉は必要ですけど、それだけが意思疎通はかるものじゃないっていうだけなんです。言葉じゃ伝わらないものを感じるということ)


言葉を使うことが億劫になっています。

感覚とピタリ当てはまる言葉が見当たらない気がする感じかな〜。


でも久しぶりに日誌を書いてみたくなったのは

「そんな社会のmini版がサンサンだったらいいな」


と理想に繋がったことがあったので書いてみます。


文章は久しぶりに書くのでリハビリです。



************


Normalization【ノーマライゼーション】

皆さんはこの言葉をご存知ですか。


これは

1950年代にデンマークで発祥した概念です。ニルス・エルク・バンクミケルセンによって提唱されました。


簡単に言うと

『みんな一緒に生活しようよ!みんな同じ社会で生きようよ』

ということだなと私は理解しています。


この文には『障がい』と言う言葉が隠れています。

障がい者も、健常者と一緒の生活を...


ということです。

この提唱があったから、今生きている私にとっては「障がい」「健常」なんて言葉に違和感を感じてしまうのかなとも思います。


ただ実際には

まだまだ社会の壁は、厚いことは確かだなとも思います。



最近読んだ

精神科医・松崎朝樹さんの本

『教養としての精神医学』

の中でも、【normalization】(ノーマライゼーション)について書かれている一節がありました。


そこに「障害学」からいえば


[なんらかの「障がい」がある人が、社会に出ようとした時に、拒んでいるのは社会の方ではないか]

と書かれている一文がありました。


ここに、私はうーん!と唸ってしまいました。


「確かに」!と思うと同時に

「人の内」がわからない場合は、拒んでしまう可能性もあるなとも思いました。



ちなみにこの本では「物理的な障がい」は、取っ払いはできることもあるが、精神医学の面では難しいなーと。

だから正しく理解してほしい!と本の中身に続くのです。

私がこの本に導かれた理由そのまんまです。




この文の後が気になる方はお読みになってください。この先生YouTuberさんらしいです。



皆さんは先ほどの一文だけ読むとどう思われるでしょう!?

(ちなみに松崎先生は、この一文を問いたかったわけでもなんでもないです)



************


(いろんな)子どもたちとバレエを通して関わりたい

この思いでスタジオをオープンして5年が経ちました。


ありがたいことに

当校はいろーーーーんなクセある子で満ちています(笑)

最近はママたちとそんな話をすると

「センセイが1番クセ強いからね!」

と跳ね返ってくるほど、ほっこりしたやり取りが行われております(笑)


そうそう

ユキセンセイ クセもの(笑)

ちなみに髪の毛もクセ毛です。(上手いこともった!?)


話は戻ると

実際に今、そのいろーんなクセ強い子どもたちの手が「バレエ熱」によって繋がり、一つずつ光が灯り瞬いているかの様な状況です。


時々雨が降ることだってあるけれど...

当校の子どもたちの小さな社会は、あたたかいのです。


【バレエが好き】

という同じ思いがあるからきっと


言葉の意思疎通がはかれなくても

たとえ動きがお揃いにはならない子がいたとしても


特に問題はないことで、だったらできることを一緒にやれたらいいじゃない。

ってことを私は、この5年で掴みかけていることなのに子どもたちは

特に違和感なく思っている気がするのですよね。


感覚は伝わることは確かだとも感じます。(私は感覚人間なので、感度しかないかもしれないけれど(笑))

たとえば

言葉をスムーズに使うことは難しいとか

動きを一気に身体に伝えることが難しい子たちは

思い切り「自分の気持ちを素直に出せる」ことも多くあります。(よかれ悪かれ(笑))

でもそのダイナミックな行動や動きに、同じ空間で、自分を出す笑勇気を他の子達がもらっていることも確かだと感じます。



ちなみに最近私は

「その「素直な表現」をどうやったら彼女たちの理想に繋げてあげられるか」を考えることが楽しいので、

良かれ悪かれな、そのまんま行動を一回受け取ることも増やしてみております。



そう

それで最初に戻るのです。


「そんな社会のmini版がサンサンだったらいいな」


Normalization

『みんな一緒の社会でバレエをする』

そういうことです。



でも結局サンサンは誰より何より

こんなユキセンセイのことを、1番わかってもらっているなーと(笑)

日々感謝しています。


********

写真はお隣コカリナのカネミ先生が、私を最高に甘やかしてくださる一杯です。言葉じゃないあたたかさ頂くのですよ。



香麦荘さんの美味しいクッキーと共に。


「ユキちゃんコーヒー淹れたよ〜」(笑)


の一言とこのコーヒーに、どれだけの癒しとパワーをいただけることか。



そんな私は、黒坂先生と打ち合わせをさせていただきながら(子どもたちが踊るために、黒坂先生の作曲に編曲依頼までしております(笑))


ただいまコカリナさんの音楽に振付中です。

9/10(日) 墨田トリフォニーホール!!

【コカリナ大きなひまわりコンサート】


是非お越しください。週2回以上レッスンに通っている子どもたちが参加します♪


告知でしめる。


ではまたいつか♪

YUKi


 

Comentários


Pink Sugar
bottom of page