mille-feuille
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  • 執筆者の写真YUKI

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一つ越えようとする時、越えてもらいたい時は、必ず目を見る。


だから、子どもたちが自分の殻を破った瞬間に気づくことも出来ます。



一つ越えると、背中が変わる。


そんな子どもたちの後ろ姿を見ると、嬉しくてたまりません。



今日は、そんな滑り出しでした。

最初に目を見て伝えてもらうことからスタートしたことで、レッスン開始の背中が変わったのです。

その目を見た時に、素直に伝わったことも感じ

背中を見た時に、気持ち入れ直せたことも感じました。




たとえばね、急なお休みをしたとしましょう。


それが風邪でも、突然の出来事でも、なんだったとしても。

その次にセンセイと会った時は、目を見て伝えてください。

「こういう理由で(言えたらで良し)お休みしました。もう大丈夫です」

とかね。


(大人になって社会人になった時も、これが一言言えると素敵だと思います)


休んだことを謝罪しなさいという意味ではありません。(場合によるでしょうけれど、それは自分の胸と相談して)


たとえばね(2回目)

休みたくなかった

休んだことを後悔した


ならば余計に、その気持ちも詰め込んで (ここでは)ユキセンセイの目を見て伝えて見てください。

きっと、誰よりも自分がスッキリするから。

自分が切り替わるはずですよ。


センセイの【目を見て伝える】

って、子どもたちにとってはドキドキすることだってあるでしょう。何せユキセンセイうるさいしね。


「わかりません」「教えてください」っていうことも同じですね。


でも一度経験すると、思ってる以上にスッキリ解決することだってあるのです。解決すれば新たな気持ちで進めるから、ますます理解が深まったり意欲が高まることもあるのですよね。


今日のレッスンでの子どもたちは、そんな様子でした。

これまでいまひとつ出来そうで出来ていなかったパにも、変化が生まれていました。

急に閃いたかのように身体が動き始めたことばかりでした。


私の注意はほぼそれまでと変わったことはないのですけれど・・・不思議だなってつくづく思います。



もう一つ!

【先輩】としての喜びが、グンと彼女たちを持ち上げたかなと思います。


2nd進級に向けて歩み出そうとしている後輩さんが、お迎えを待っていました。

その子は、これからレッスンノートを始めます。

「どんなことを書けばいいのか?」

ユキセンセイが伝えてもピンとこないなと思ったので、二人のノートを後輩さんに見せてもらいました。

二人の許可をもらって。


その時、少し誇らしげな少し照れたような表情でノートを貸してくれましたよ。


Jr.の先輩に、見せてもらっていたノートを、今度は自分たちが後輩さんに見せる番。


このノートも、それぞれの個性が出始めていてユキセンセイも毎回楽しみになっています。


これまでの積み重ねがあったから、こんな照れ臭いけど誇らしさも感じられる日がきたよね。


そう思います。



それぞれ、本当にたっくさんの経験をしている最中です。

ユキセンセイに体当たりされながらも、時々押されそうになりながらも

今日のように1つ越え(跳ね返し)

2つ越えしながら心の層を厚くして上達へと励んでいます。


レッスンの中では、失敗も恐れなくなったなって思います。それすら楽しめるようになっています。


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千枚の葉


バレエも人としても同時に

経験を丁寧に積み重ねていってね。本当に少しずつでいいの。1日1日が丁寧に重なっていけば破れることのない厚みになるよ。


今日の1枚は綺麗に丁寧に重なった気がします。



時々葉が破れたら、重ねなおせばいいの。


その繰り返しをやめないで。



YUKI









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