脱皮

今日はポアントの見直しと、ポアントワークからスタートしました。 今履いているポアントよりも、足に馴染むものがあるかもしれないなと感じたこともあって、それぞれ新品をおろすタイミングでポアントの種類が違うので、交換してもらっています。 少し様子を見させてください。 ********** ポアントワークの後に今日はVaの練習を行いました。 Pro-adの子達は、動きの一つ一つにとらわれすぎる程動きが硬くなっていたところを一旦壊しました。 センセイの注意をとにかくキャッチして気をつけようとしていることは充分伝わっているから と前置きをして 「リハーサル」 の声がかかり音楽に合わせて踊るときは「本番」のつもりで、気持ちも動かしてみることを要求。 その直前までは 「あれを気をつけて」「ここを気をつけて」 と頭の中で繰り返して言い聞かせる。 でも音と共にリハーサルをするときは、それは身体に任せて気持ちをのせることを忘れずに、もっと伸び伸びと踊る。 その中で、注意をされることをセンセイと一緒にあるいはレッスンで、自分の番が来るまでの間、に繰り返して叩き込みをすること。 このあとのターンでは2人の踊りがイキイキと変わったことは言うまでもありません。 しっかりと整理して意識を持って身体を動かす練習ももちろん必要です。 でも、もう本番まであとわずかとなっているからこそここからこの2名は 「踊り」 の仕上げの積み上げをしていきたいと思います。 ********** Jr.の子は、一旦バレエシューズ でリハーサルをしました。 彼女にわかって欲しかったことは ポアントだから踊れないのではないことです。 先に書いた2名とは逆で、彼女はまだ自分自身の身体がどう動いているか、動かすべきか ということ自体を理解していません。 振りをひたすらに追っているだけに過ぎないこと。 Vaが難しいことは承知の上です。 今日は一つのパートをシューズで繰り返して、自分の身体の重みを感じるように動くことを伝えました。 重力に逆らって立ったり飛んだりするバレエですが、ふかふかふわふわした足では上にも上がれず、伸びることも出来ませんからね。 彼女に与えた踊りの中で片足から片足に重心移動をするわかりやすいステップで、自分の体重を感じられるようにまずはなってくれたら、また先が見えてくるかな...とは思いますが... なかなかそれを別のことにも置き換えて考えたり感じたりすることが難しいようなので、時間はかかりそうです。 彼女自身が、レッスンの中で 自ら何かに発見がある日がくればいいな。 昨日も書きましたが、 「ノートを書く」ということで任務完了!みたいになってしまっているところを心配し、彼女にはそれまでノートはなしにしました。 自分で気づけることを増やして欲しいから ノートは義務付けるために作ったのではありません。 自分がレッスンで気づけたこと 学んだことを 自分のために記すものにして欲しいから。 与えられたことをこなす ことから脱皮していく彼女が見たい。 学校の宿題と似ているかな。 やらなきゃいけないからするんじゃなくて 忘れたくないから記す ようになって欲しいなー。 YUKI