8の字を描く頑固ちゃんたち

チビリーナさんたちが、グングン頼もしくなっています! 新しいお友達も増えて【先輩】になっていますものね。すごーーく素敵に成長中です。出会った時は、こんな風に頼もしくなるのはもっと先だと思い込んでいたユキセンセイです。
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スタジオ面を【8の字】にステップ練習をしていました。 【8の字】って、幼児期の子どもたちにはほんっっっとうに難しいんですよ。 角度が変わった瞬間景色が変わります。その瞬間、自分が今どこからきたか 次はどこへ行けばいいか 行方不明になります。 しかも!ステップをしながらです。 たとえステップが出来てもできていなくても、子どもたちは必死にステップも踏んでいるんです。 一生懸命ステップしながら、【8の字】を描く。 その先頭を、小さいけれどこのクラスでは先輩になってきた小さなチビリーナさんにお願いしてみました。 「先頭さん!先生いなくてもできるかな?」 凛々しく コクン。 ルートを何度か確認して、おねがい!!!と伝え手放しました。 しっかりと しっかりとチビリーナさんが【8の字】を何度も描く姿が嬉しくて嬉しくて泣きそうだったことは内緒です。 さらに素敵だったのは、みーんなが【8の字】をそれぞれ描いていたことです。 ラインがしっかり見えて、どの子も一生懸命で嬉しかった瞬間でした。 これはレッスン後半の出来事でした。 ********** バーの前に、 【絶対ダメだよ!】を言わなくちゃいけない事がありました。
その子の目が最初は反発してたんですね。 本人は、叱られたことをやっているつもりはなかったからです。
でも、それがダメなことなんだ!っていうことを何度か今までも伝えてきたけれどピンときてなくて少しずつ動きがハードになっていました。
ダメってことをどうしても知ってほしいから、その瞬間「今のはダメ」を伝えました。 でも5歳です。
5歳はもうすごく女子。
もちろん子どもですけれど、中身はすごく女子で、大人のいろんな面も見抜き指摘すら出来るほどにもうしっかりと自我が芽生えています。
だからこそ、伝えたい。 ユキセンセイは、貴女が嫌いで叱っているわけじゃないことも これは絶対にダメなことも バレエがだいっっすきで、白鳥の湖をいつか踊るんだ!!って言っているようなステキな子だから、大事にしてほしいことも たくさん込めたかったんです。 白鳥の湖を踊るためにも 怪我をしたら踊れないよ。 今日叱られたことはバーに関することでした。
バレリーナさんにとって大事なバーです。
そのことをいつか彼女がバレリーナさんになったら、バレリーナさんになりたい子どもたちに伝えてほしいな♡と密かな願いも彼女に込めています。 頑固なユキセンセイですが、 当校の子どもたち どんなに小さくてもみんな頑固みたい(笑) だから納得してくれるまで、先生はお話しします。 納得もしないまま、今日を終わらせない頑固なユキセンセイをこれからもよろしくね。 レッスンするためにも、大事な気持ちも育っていきますように。
頑固ちゃんたちを、口説くのはとっても大変だけど
彼女たちの中で何かが繋がり積み重ねていくと
今日の8の字のような、すごい力を発揮出来るようになるんだな♡
って思います。 YUKI