動き出せ
3rd & Jr Class
昨日叱られた子どもたちです。
そのことで、しっかりと気づいてノートに書いてきた子が一人いました。
「前にも言われた大切なことを、また先生に注意されてしまったから、きちんとレッスンは切り替えたいと思い直しました。」
と。
レッスンノートの最後の感想は、当然「レッスンの中」で注意をされて気づいたことや思ったことが書かれていることが多いです。
叱られた内容も、当然レッスンに関わる大切なことなのですがそこを文章にできる子は正直なところ少ないです。彼女の場合、自分が叱られた当事者じゃなくても「人として」大切なルールやマナーに気づけたことをしっかりと感想にあげていることがよくあります。
文にしたから良い子だとか、そういうことを言いたいわけじゃ一切ありません。
人として社会の中で生きていく上で、何が大切か。
バレエでも大切なことです。
響くときは、他にも何か繋がることがある時が多いなと感じます。彼女自身も「今の自分から変えたいこと」をよく把握しているからだなと感じたりもします。
バレエのテクニックやポジションの話ではありません。
学校でも、どこでも、言われることが同じこともあるのではないかなと・・・そういうことです。(うまく文になりません。)
もう一人。
中学生の子。
彼女のノートも、言われて響いたことは大きく文字にしています。
前回、少し来られない時があって久しぶりのレッスンでした。そこで本人が「できない」と決め込んで動こうともしなかったことを私から指摘されました。
「動き出さなきゃなにも始まらない」
レッスンでは、止まりそうになる体にたくさん言い聞かせて必死に動き続けている様子がとても印象的でした。確かに言われたことを受け止め、自分で変えようとしていることがわかります。
必死な姿は、本当に届きます。
まずは自分でなんとかしようとする。
その上で、上手くいかないことやできないことはもう一度こちらもきちんと伝えられます。
なぜかって、わからないことが何なのかがはっきりとこちらに伝わるからです。

他の子が注意を受けることで、少々パニックに陥る子もいます。
私も。頑張ってる!!
でも、その矛先が少し違うところに飛んでしまって動きも何もかもがまとまらない様子でした。
ずっと隣で声かけ続けて、応援し続けたら変わる子です。グンと伸びます。でも、まだまだそれが自分自身で・・・となるとまとまらなくなる様子。何を、どう整理したらいいのかわからない様子。
彼女には、1つずつの目標を1つずつクリアしてほしいなと見ています。
まずは、その1つ立てている目標を目の前に持ち続けることが、彼女の目標の目標かもしれないなと、今日の様子を見て感じました。
子どもたち自身、この年齢は本当に乗り越えていく大変な時期だなと感じます。
それぞれに、葛藤も気づいていない大切なことも少々私からは見えています。
でも自分自身で気づいて変えていくしかありません。
レッスンを通して、彼女たち一人ひとりの背中を押せるように。
観察と導入をまだまだ繰り返させてくださいね。
二時間のレッスンの後は、Pro-adクラス。
徐々に1時間のレッスンがあっという間になってきました。
今日からまた新たなVaへのチャレンジです。
最初の30分は、「箸にも棒にもかからない」か・し・ら???
と過ぎりました(笑)。
何度も何度も練習をして、時々私も一緒に踊り、一時間。
何か、掴んでくれたようです。
最後の最後に、今日で一番の出来を見せてくれた子がいました。本当にびっくりするほどの成長!!
では、次回は今日の最後の出来ばえの状態からスタート致しましょう。
良い週末を。
YUKI
