- YUKI
談笑の中に光あり
Upper &自分を高めたい大人の方のクラス。
今日は、当校で一番上のUpperの子どもたちと私の0期生でもある大人の生徒さんのレッスンでした。
Upperの子どもたちとっては、「いない」と思っていた自分たちの先輩でもあるような大人の方。紹介して同じクラスを受け、終えた後はたくさん談笑している姿が印象的でした。
今日のレッスンの最後に、古典作品の踊りを取り入れてみました。「みんなで揃える」ことが必要です。でも、それってまずは一人ひとりがしっかりと役割を担わなくては「作品」にはなりません。ですが、そんなことは伝える必要もないメンバーでした。
当たり前に、それぞれが必死にフリを覚え、音を聴き、わからない細かい手の動きや足運び、顔の動きまで質問がきます。1度伝えたら何度も体に入るまで動きを止めずに取り組む姿勢。流石のこのクラス。
上手とか下手とか、そこを求めているわけではありません。
自分自身がしっかりと向き合い、続ける。
レッスンの前半は、少しばかり気持ちが遠くへ飛びかけている子も実はいました。珍しいことです。どうするかな、どう変わるかな、と少し間をおきながら見ていましたがきちんとレッスンの中で体を動かしていくうちに取り戻してくれました。
「今日」の体調や気分は良くても、案外レッスンを受け始めるとコントロールが効かないこともあります。そんな時は正直気持ちが落ち込みますからね。
レッスンの中では、体の使い方や踊り方を深めるためにも空間の使い方にも意識をしてみるように声かけました。そして共に舞台で使われる言葉ももう一度確認しながらです。単語程度ではあるけれど日本語と英語と両方の確認。今後どこへ巣立っても、恥じないように。知らなかった!なんてないように。
二時間のレッスンの後も、ずっと個々に動いて今日のおさらいをした後はクールダウンとストレッチとしばしのトークタイム。
これも日々まっすぐに走っている高校生にとってはとても必要なことです。
彼女たちに、もううるさく「これは違うんじゃないかな」「それはどうかな」と疑問を投げることはほっっっとんどしません。しなくても自分たちでしっかりと気づいて歩んでいるからです。
でも、まだ私から見て気になることや心配なこと、こういうことができたら変わるのではないかなって思っていることも実際のところはあります。
たまには投げてみました。
大人の方に1人ひとりを紹介するふりをして、こういうところが少し苦手でこうなったらいいな〜なんて私は思っているんだよ。ってことを。
Upperの子。キョトン!!
図星だったようです。
今の高校生活も夢を追っている生活も、楽しみよりも困難や不安や不満だってたくさん抱えるお年頃です。
私は、そんな彼女たちの聞き役にもなれたらとも思っています。
でも、それも含めてもう少し自分自身にも足りない力をつけたら、社会の見え方も変わってくることもあるかもしれないと思うので時々本音を投げますね。
どんなアドバイスを送っても、聞き入れて行動してみるのは自分次第です。
だけど、一人じゃ見えてこない光も誰かに話したり聞いてもらうことで拓けてくることもありますからね。
私自身が、周りの方にそうやって支えられています。
聞いてもらった方に、私がそのまま恩返しは出来ないけれど
その光の差し込み方を次に繋げることはできるかなと、彼女たちとの談笑も楽しみに大切にしています。
YUKI
