浸透
週明けの3rd&Jr Class
レッスンノートの書き方
個々に少し変化が起きています。
ノートをもう少し自分のために役立ててほしいと思い、
「こうしてみるのもいいかもよ」と、
提案したのは私です。
でもすぐさま自分たちで、まずは言われたことから変え始めてくれました。でも、この提案は、あくまでも「書き方」「まとめ方」に対するアイディアの呼びかけに過ぎません。内容は当然本人次第です。
自分の気持ちを伝えることが少し苦手な子。バレエのレッスンや踊りでも同じく。表現することが得意ではないと決め込んでいる子。
でも、考えていることや思っていることは実は一番秘めていると感じます。
バレエノートとなると、余計に「硬く考えなくちゃ」と思い込んでいるのでは??となんとなく感じてしまうノート。レッスンになれば、「きちんと」やりたい。
彼女には、言われたことの箇条書きを少なくし、自分の感想や思った事をもう少したくさん書いてほしいと伝えました。
もう一人の子は、もう少し高度。
気づいている事はたくさんあるけれど、次のレッスンではなかなか忘れてしまっている事が多い子。忘れているというよりは、部類わけして繋げていく事があまり得意ではありません。
情熱が表にあふれ出るほどの表現力を持ち合わせている子です。でも、「ちょっと考えて」が少し面倒くさがってしまう事があったり、気持ちで突っ走りがちです。
彼女には一つずつ整理してみるように伝えました。
「言われたこと」→「理由は何か(わかれば)」→「次への目標」
今日、どちらのノートも変化していました。
特に後者の子は、はっきりと上のように1つずつ整理してありました。感情や感覚だけではなく一つずつ整理してあるノートの最後の感想にも、変化が見られました。
その感想って??
言われたことをそうできるように頑張るとか、そういう感想ではありません。
先生に指摘されたことで「確かに私そうかも」と思えることがあったことを言葉にしてくれていました。
その変化は実はとても嬉しいのです。彼女たちが「頑張ってる」のも「注意している」ことも先生はたくさん知っています。
それとはまた違い、本当に自分を見返すきっかけとなったこと。
「そうかもしれない」と思えたことが大きな大きな成長だなと感じます。
私も子どもたちへの声かけには、気をつけています。(これでも笑)
本気で叱るときは叱ります。
でも、子どもたちが大人になっていくつれて、年齢が高くなるとともに
「本人たちが気づけるように」納得できる・変えてみる・受け入れてみるきっかけとなれるようにアドバイスしています。
子どもたちに心底ヒットすることはどれくらいの割合なんだろう??と思う程、高くはないと思います。
同じ言葉で同じ言い回しをしても、子どもによってその時の感覚や感情によっても変わりますよね。
それでも1回でも、こんな風にスーーーッと彼女たちの中に浸透したことをすることができるのは、とても貴重でとても光栄です。
また明日
YUKI
