化学反応
今日は、何とも穏やかなレッスンでした。一生懸命は変わりなく当たり前だけど、子どもたちの身体と頭が良い化学反応を起こして、気持ちに余裕と余韻をもたらしてくれていたかのようでした。
一生懸命が楽しくて
一生懸命が笑顔につながる。
誰かの指摘も笑いに変えられるほど(※これは、指摘されたことを笑うのではなくて、私の指摘の仕方に笑うだけです。単純に格好が悪い時:子どもたちがわかりやすく、かつバレエに似つかわしくないたとえを用いることがあります。おかしくて頭に残るのだけど、本来ならそれはバレエではでてこないようなこと。
例えば、
コンビニのおにぎりにはならない⇨アンオ(腕のポジション)が潰れている時
指先がドラえもん⇨バランスを崩した時のグーになる手
などなど
子どもたちにとって滑稽でかつ直さなければならないことはたくさんです。
辞典が作れそうなくらい、いろんなたとえが生まれました(笑)。
でも、それくらい動いていると自分はそんなつもりはないけれど、妙な格好になってしまっていることは多いんですよね。注意を受けて、クスッと笑えるけれど直さなければ何度も言われて恥ずかしいな・・・って響くフレーズは案外子どもたちに届きますね。

レッスンの最初のワークアウトの時で、一人ひとりの体の歪みを調整しました。とはいえ、私はカイロプラクターではありませんので矯正したりはできません。こちらも子どもたち自身は気づいていないことの一つです。本人のまっすぐな感覚の手直し。左右の差に驚く子もいましたが、じっくり「感覚」を整え直したことが、今日のキーポイントになったなと後から思いました。そう。だから化学反応です。
「左右の差」にびっくりしつつも、理解ができた子がバーワークで手直しをするといつも以上に体の反応が早くてこちらが驚きました。バーの中で、じっくりじっくり整えた分、フロアワークではバランスの悪さは目立たないほど体もしっかりと上がりきっていました。筋力の強さや、使い方、あるいは普段の本人が楽な姿勢、日常生活の動きの偏りで、左右の差は簡単に生まれます。だからこそ日頃からの意識は絶対に大切なことではありますね。
けれども、今日彼女たちのレッスンの様子を見て、実は安心しました。
引き上がりがしっかりと出来れば、この差は問題ではなくなるのだな(ふむふむ❤︎)
今日わかったこと!
1、まだまだ引き上がりが可能ということ
2、日頃のレッスンでは上がりきってなかったということ(?)
3、レッスン以外での姿勢の意識が薄いこと(コラッ!!)
でした。

フロアワークでは、テクニカルワークも多く行いました。以前よりも上達しています。そして体がしっかりと強くなったなと動きを見ていて喜びを感じました。
私から叱られている量はきっと、抜きん出ているメンバーですが(笑)
どんな日も
どんなことも
コツコツ続けている成果ですね。
これは、もう子どもたち自身の力です。
また来週
ますます楽しみですね。
YUKI
