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落雷注意


今日から学校が始まりました。

短い春休みも終わり、それぞれにまた新たな学年の始まりですね。

今日から2年生の1st Classの子は、ひざしぶりの学校で少しだけお疲れモード。そういう時に出てくるのが【モジモジちゃん】。なんとなく可愛い響きですが・・・いや可愛いけれど、バレエの時間にモジモジちゃんは出てきちゃダメです。いじけるのも違うなぁ。

ほんのちょっぴり難しいことも入れています。きちんと見ていて、聞いていれば、意気揚々と自信を持って動けていました。けれどいつもよりも途切れる集中力と、体力の限界の訴えがいつも以上に多い(笑)。(子どもらしいアピールですけれど、少しずつそれも卒業していけるといいなと思います。)

後半は欠けてきた集中力とともに、ずるっと聞き逃しました。とはいえ、目もこちらを向きしっかりと見ているけれど全く聞いていないなとわかりました(笑)。でも本人は「ウンウン」と頷く。怪しいなぁ・・・。

結果は案の定。そしてモジモジ・クネクネちゃん登場。

でも、先生には通用しません。

ドン!と雷を落とされ、目覚めた彼女。そこからはまるで・・・別人でした。

・・・(言葉が見当たらない)

次のクラスでも今日はなぜか、なんでだか、同じようなことが起こりました。本当に同じような状況。

こう書くと、私がものすごく機嫌が悪かったかのようですが・・・。いや違います。それだけは言っておきますね。(笑)

このクラスで、雷を落とし大粒の涙を嗚咽するほど流した2名は、バレエのクラスの中で自分たちで気づき行動する・あるいは立て直し向かう ことが目標の一つです。レッスン中に、幾度となく切り札を出しても今日はアンテナがお休み。目を見ればこれは・・・彼女が良くないときの目だなってわかるほど(笑)。一人の子は、オフモード。一人の子は、躍起モード。

どちらも実は似ているところは、「聞こえていない」こと。届かないこと。

特に後者の場合は、決して悪いことではありません。やる気があるのはとてもとても大切ですが、年齢やレベルとともにきちんと受け入れるだけの余裕もないといけません。これも経験だから彼女たちがいろんなモードを出してくれるのはいいと思っていますよ。

でも、私は彼女たちに教え・伝えたいので、「それでもいいよ」は言えません。

もう一つは、そこでまた「自分で気づく」ことへつながるようにしたいと思っています。

文章にすることはとっても難しいですね。

今日のこの2人は、少なからず今の彼女たち自身が変えていかなくてはならないことが根底にあります。

直球の感情だけに揺れ動くのではなくて、何を変えていかなくてはいけないのか。今先生から言われていることがしっかりと届いてくれたら、少しずつ彼女たちもより上達していくと思います。

ただ楽しい

ただ悲しい

ただ悔しい

だけではないことを、ノートに書き出せるようになるといいなと・・・どちらの子も思っています。

私生活でももしかしたら、同じことが言えるのかもしれませんね。

*********

子どもたちの成長とともに、こちらは思いもよらない経験もします。

中には、普通は通用しないようなこともあります(笑)。

中高生は、自分たちで私に直接、連絡や相談をしてくれますが、その中でも同じく突っ込みどころ満載なことも多く起こります。

「それはおかしい」あるいは「よくない」ということ。なにがおかしくてよくないのか。どうすればいいかまでマナー面では伝えることもあります。

彼女たちが私以外の場で同じことを繰り返せば、通常、あるいは人によっては受け入れてはもらえないこともありますからね。

私自身もそんな子ども達との経験を通して学び考え、伝える方法は必ず

「直接会った時」

そう決めています。

(ちょうどたまたまですが、この日誌を書いている最中も上の子から連絡があり、会った時にお話ししようと返事をしたばかり。)

ノートやメールはひとまずの報告ツールにしか過ぎません。

この先、社会がどのように変化するかはわかりませんが、人と人とのつながりは決して欠いては生きていけません。バレエを通して、そんなこともしっかりとこの面倒臭い姑じみたYUKIから学んで欲しいと思っています。

でも、当校の子たちはそんなYUKI先生のこともきちんと理解して受け入れてくれているように感じます。

いろんな経験

いろんな感情

いろんな日を

私にぶつけてくれてありがとうと

本当に思う日でした。

一人ひとり違うから、正直神経すり減るようなことも起こるけれど・・・

子どもたち一人ひとりと接することができる日々は、幸せで何よりも私も成長させていただいている気がします。

でもこれも全て、

ママたちのおかげです。

どんな時も委せてくださる。

その気持ちに感謝の日々です。

また明日

YUKI


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