増す必要性は成長の証
帰りの電車が珍しくあまり混んでいませんでした。年忘れの時季ですね。お呑みになる際は我を忘れないようにお気をつけください。
金曜日の2nd×3rdクラス
今日も30分のアップとストレッチからスタート。気付き始めた子が増えました。
「やらなくちゃ出来るようにはならないんだ」
ってことです。
踊りたくて、上手になりたくて、バレエが楽しくって仕方がない!
でも、言われたことだけを「やっているつもり」ではダメなんだと気づいた子が増え始め変わり始めました。3rdのメンバーは、本当に真剣だけどとても穏やかな表情で励んでいます。
年齢や性格によってもその芽生え方も様々ですので、焦らずに見守っています。
自分で気付き、行動に起こさない限り芯から変われないからね。
それでも少しずつ少しずつ伝えていることは響いているように思います。だから、バレエの基礎をしっかりと叩き込むことに時間をかけられるようになっています。まずそのことが幸せです。
子どもたちがレッスンに向ける姿勢や情熱はものすごく伝わります。熱意に関しては先輩クラスを追い越しそうな勢いです。(お!こりゃ先輩ますます頑張らなくちゃ!!笑)
ポーズやポジションもよくなってきました。でも、足を動かし始めるとまだまだ軸足の弱さや、体幹の弱さは目立ちます。そう、そして身体の柔軟性の高さもますます必要になってきますね。
今日はプリエとタンジュの重要性をバレエの動きから、考えてもらい説明を加えました。
→3rdクラスの子はこの話を聞くのは何度目かですので、きちんと把握してくれている子が1/3人(少なっ!!)2ndクラスの子もピンときた子も中にはいました。
そのお話を加えた上で、気をつけるべきポイントをそれぞれに伝えてほぼタンジュのバーレッスンを行いました。
かなりハードなバーレッスンだったのではないかな。

変化が見え始めたのは、実はフロアワークです。バーから離れた時に、3rdクラスは動きやポーズの一つ一つが丁寧になってきました。すごく考えて体を動かしています。2ndの子は、「やりたいけれど」まだ届かない!そんな様子です。でもこれはものすごく進歩で、だから「何を気をつけてバーをするのか」「だからストレッチが必要」ということに振り返るようにしています。わかっているのは確かなので、ここからコツコツまた励んでくれると信じています。中には、「どうして??」できないのか、に疑問を持ち質問をくれる子もいますので、あとは頭も動かして練習を重ねていくことで実感していけるのではないかと思います。
実践より頭の働きの方が(今はまだ)良い子もいます。準2ndの子も3rdクラスの子の中にもいます。こういうタイプの子はもしかすると・・・私が想像している以上に忍耐力は必要なのではないかなと感じます。
まずは、頭ですごく整理がついている→しっかり考え働かせている(つもり)でいる。※悪いことではありません。
子どもたちを見ていても必死に頑張っているんです。だからこそ忍耐力が人一倍必要なんです・・・
思い描いているものを塗り直すことからする必要性があるからです。
子どもたちの忍耐力がなければそこで崩れてしまう子もいます。思い描いている頭の中の「像」と自分の「姿」を見比べ知ることも彼女たちの次のステップアップへなるのではないかと思い、今日は一瞬だけバーレッスンのタンジュをビデオに撮り、本人たちにも確認してもらいました。まだまだ感覚も掴んでもらいたい時期なのでいつもは行いません。でも、気持ちが上向きの今なら気づけるだろうし、また意欲につなげてくれるのではないかと試みました。
結果は、やっぱりどの子も変化し、今日のフロアワークでの変身につながったと思います。
今日のポイントはタンジュでした。
そして子どもたちのスィッチを入れたのもタンジュ。
バレエの動きは、プリエとタンジュで成り立っている!!
だからバーレッスンの最初が肝心。そしてそこを正さない限り先へは繋がらないからね。
でもね・・・
どんな子でも、例えば今日書いたようなタイプの子でも・・・
忍耐力は必要です。
上達しようとすればするほど!上達してくれば尚更ね。
そう。
みんな成長しているから見えてくるね!!
必要性をね。
いろんなね!!
YUKI

PS
写真の感想は思いもよらないものでした。
昨日少し踊って見せただけで、
きちんと私自身のアップも踊るためにはできていなかったので一曲は踊って見せることをしなかったんです。それは・・・とても子どもたちに申し訳ないなと引っかかっていたことでした。
踊るならもっとちゃんと見せてあげたかったって。
だからこんな感想をもらえて先生はとても幸せでした。
ありがとう。