涙の種類
今までどんなことも涙することがなかった子が、注意されると涙ぐむことが増えました。
子どもたちにレッスン中に泣かない!
と私は言います。
ただ、この子のこの変化は成長だなって思います。
何故なら、その子の「悔しい」が詰まり始めたことがわかるからです。
今までは、どちらかというと受け身だった子です。言われることを待っていた子です。でもそれじゃダメだと夏休みにいろんな経験をしてから、みるみる変わりました。
体型も。
心構えも。
その分、私から言われたことが本人に真直ぐに突き刺さっていくんだと思います。良い意味でです。
だから言われた直後に変われる。そのレッスンの時間内に何か自分でウンと気持ちを高めて「良いところ」をウンと私に見せてくれます。必ずです。
前みたいに、しおれてうなだれて終わることはなくなりました。
そこには彼女の視野が広がり、社会性を身につけているとも思えます。
いろんな刺激と環境が大きく関わり、身近な先輩やお友だちを良い意味で目指したりライバルと思えていることも感じます。
そうやって、いろんな中でいろんな感情も生まれながら、自分を保っていくことの難しいさと今、彼女はたたかっています。
難関だけど、きっと出来ます。
まずはネガティブな気持ちを、自分でとっぱらうこと。
間違いを恐れないこと。
この2つを彼女にはいま投げかけています。
でも、これは彼女だけの話ではありません。誰でも出てくること。
【間違えても堂々と】
2ndの子たちには伝えます。
そこで立ち止まらないこと。
何度も言いますけど、間違える場所ですからね!!
先輩たちも同じ。でも先輩たちは
【間違えることがないほど集中せよ】
こっちが課題。
少しずつ違いますね!!
皆段階があります。どんなにたとえば優秀な子でもすぐに越えられない壁だってあったりします。
どの子も焦らず!!
そして《苦手》を苦手と思い込むのはやめなさい。
苦手じゃない!まだやっていないだけ!!
気持ちごとあげて、美しい姿勢のまま堂々とレッスンを受けてね!!
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泣きすぎなほど泣き虫な子もいれば、どんなことがあっても泣かない子もいます。
でもどの子にとっても涙する時は大抵何か私の言葉が確信を得ています。
もしくは心が不安な時です。
また、あまりにも涙しないことも小学生の間は特に注意が必要かなと思いみています。
私に対して、あるいは他のことで心に壁があると感情を失って人をみてしまっていることも実際にありますからね。
矛盾していますけど、子どもたちの涙はきちんと受け取ります。
泣くなと言いますし
泣かせるほど時に叱ったり諭したりもしますが(笑)
子どもたちの涙は、私にとってシグナルの1つです。
強くなれ!!
YUKI
