始まりの音楽とこれから先
水曜日のプレクラス。
今月は「音楽」に慣れるをテーマに進めています。徐々に子どもたちも音楽がなるとピタッとおしゃべりも止まり、耳をすますようになりました。
今日は、1人ずつジャンプをしたり、1人ずつ順番にステップを行う時に《始まりの音》まで待つことが出来ました。とてもとても大事なプレパレーションの練習。そして音の区切り(4or 8カウント)をリズムと一緒に数えてもらいながら音楽の流れに慣れてもらうためです。たとえばステップがリズムにはあっていても、スタートが音楽に合っていなければやり直し。一緒にリズムに乗って数え直します。ちょうど、「数をかぞえる」ことにも慣れてきた年齢ですから、楽しく数を数えられ脳も鍛えられていますね♡

子どもたちの成長に合わせて少しずつ「初めてのこと」も増やしています。また、慣れてきたことには少しずつ「もう少し頑張ってみよう」を入れています。
そのことがすごく楽しめる子もいれば、抵抗がある子もいます。
抵抗がある子に対しては、一瞬の隙を見て「今すごーく上手だったことをもう一回見せて欲しいな〜♡」
と伝えたりしながら、子どもたちの気持ちのハードルを下げています。ただ、「出来ない。」という子をみて「何が出来ないと言っているのだろう?」と思い観察していました。
そうなんです。出来ないほどじゃないんです。でも本人は「出来ない」と言う。
性格も関係すると思うのですが、ふと!!思ったことは、自分自身がハードルを上げていたことでした。
「出来ない」の前には
【先生と同じように】がきっと付くのだろうなぁと感じました。
そんな時には、「出来てるよ!!すごうね」なんて言葉は当然通用しません。「それでいいんだよ。/今日は1回だけやってみよう」
なんて声をかけながら、まずはやってみることのキッカケを作って進めています。それでも、やっぱりどんなに幼くてもあとは、本人次第。だからそこで頑張れなくてもきっと、その子が好きでバレエを続ける限りは越えていけることだと思います。

実はメキメキ成長中のこのクラス。特にバレリーノくんのヤル気が充ち満ちています。始めた頃は、女の子の後ろに隠れていて自分から進んだ前に出てくるような子ではありませんでした。
回数を重ねる毎に、出来る事と共にヤル気が満々で集中力が高くて、驚かされている先生です。
どの子も、こんな姿をみると
ずっとバレエを続けて欲しいな〜♡って教えている先生は思います。それは先生の勝手な願いね。
ただ、やっぱり子どもたちには
自分自身がやりたいことを歩んで欲しいな。
そう思います。
貫くには、相当な覚悟も強い意志もイロイロも必要だけど。きっと人生に後悔はないんじゃないかなって思います。
小さな子どもたちをみて、色々考えさせられる先生です。
でもその前に
今を大切に。
私は「今」の子どもたちとの時間を大切にしたいと思います。
YUKI
