納得出来るまで
昔、先生に「貴女が赤と思っても、私が「黄色」と思えばそれは「黄色」なの!!」
と言われたことがあります。言われた当時、恥ずかしながらすでに20歳でした。ずっとその意味がわからなくて、「赤」が「黄色」になるわけがない。赤は赤だと思っていました。全然飲み込めなくて、その時ほどではないけれどきっと私はずーっとこの謎を解きながら生きていくんだと思っています(笑)
でもなんとなく今の私にはこう思えます。
「一回「黄色」を受け入れてごらん。貴女が「赤」と思ってるその色は実は「黄色」なんだよ」
という事なのかなと。
今日、子どもたちのレッスンを終えて、色々考えていたら不意にそうなのかな〜と思えた事でした。
本意はわかりません。
私の曲げられない性格に当時自分で自分に行き詰まっている姿を見兼ねた先生が、「なんでもいいから進みなさい!やってみなさい!!!!」って私に投げたかてくださったのかなとも思います(笑)
でも言われたその当時の私は、余計に頭を抱えて悩んでしまいました。
「赤は黄色にはならない」って思っていたほど頑固でどうしようもない人間でした。いつまでも思春期を抜け出せず、年齢だけが大人になった私の恥ずかしい過去です。その時の先生は顔に出やすく、隠すことすら出来ずにいる私に見兼ねていたのでしょうね。
たとえば自分は「そうやっている」と思い込んでいても、観ている側がそうは思わないのであれば、それは意味がありません。踊る上ではとても当たり前に大切なことです。私自身も言われたら先生・先輩・友達アドバイスや感想を下さるどんな人の意見も「まずは聞いてやってみる」ことから自分を変えた時期があります。顔にでるほど納得できないことは、たずねたり納得出来るまで説明をお願いすることもありました。
その期間は私にとって、転機でもあり一気にバレエで行き詰まっていたことが解けていった時期となりました。
今日は、最後のクラスで、そんなことを思い返すようなことが起こりました。
やってるつもり
私から見ては「こう見える」
このすれ違いから