環境
二学期が始まり、集中力が切れてしまいがちな子も多いのは事実です。ですが、どんな状況でも1つは必ず手応えを感じるなり、達成感を感じて欲しいと思います。特にこの9月は、夏休みのレッスン成果が現れ始めているので、そのまま1つは必ず「出来た」「わかった」を子どもたちに持ち帰って欲しいと思っています。
3rd以上の子は特に、夏休みに比べるとレッスン時間も減っています。ですがその分高めていく集中力と緊張感を奮い立たせようとする気力と共に、足を止めずに進んでいきましょうね。
頭が回らない時も、身体がまとまらない時もあるけれど、子どもたち自身の中で「切り替えよう」「集中しよう」としていることが強く見え始めています。
3rdクラスやJr・Upperクラスの子どもたちのクラスでは、まずは今こそ気持ちの改革!!
以前にも書きましたが、
「意識する」のではなくて「そうする」こと。
ノートにも「意識する」と書かれているところには「◯◯する」と言い換えるよう赤ペンをいれています。
「意識する」ことが出来るなら形にしなくては意味がないからです。次なる目標は「そうする」こと。それが必ず「出来る」「わかる」に繋がっていきます。そして、「出来る」し「わかる」からどんどん楽しくなりますし、やってみたくなります。お勉強と同じですね。気持ち次第!!
そして、今の彼女たちなら出来るからの意識改革です。
あとは本人次第!!
受け入れて、やってみて、つかんで行ってほしいと思います。

今日はバーレッスンでは(全てではありませんが)、どんな役割か何がポイントか、そのためにはどうすべきか??を自分たちで考えるように促しながら進めました。JrとUpperクラスの子どもたちは、それぞれがよくポイントも抑えているなと感じました。3rdクラスに関しては必死ではあるけれど、私の声かけや注意によく身体が反応するようにもなりました。
センターレッスンでは、今日は1つピルエットの強化プログラムを取り入れました。しっかりプリエして上に立つだけ。そしてもう1つ!!崩れないアームスの強化です。少しずつ取り入れていきますね。少し何か掴んだ子もいたように思います。
祝日に行うVaの発表兼ねて今日はアンシェヌマンにて練習を繰り返しました。
次から次へとどんどん身体を動かし続けて、ここでもポイントを少し掴んだ子もいるように感じました。
何度も何度もの繰り返しは、子どもたちの気力・精神力・肉体・集中力・体力・向上心が高くなければ取り入れても怪我をしてしまう場合もありますし、させ続けても疲労するだけで終わります。
ですが、その全てとそれを楽しめる気持ちと根気があれば必ず繰り返しの中でつかめていくはずです。もう十分備わってきていますからね。
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今日は、最初に大人の方のプライベートレッスンも行いました。この方も同じです。
久しぶりなこともあり、少し身体と気持ちが萎縮してしまっていました。気持ちもなかなか解れませんでしたが、きっと何かが引っかかっているだけで1つでも出来た手応えを感じて頂けたら解放できるかなと...バーレッスンの後はひたすら3rd以上のレッスンでも取り入れたピルエット練習に取り組んで頂きました。
バランスそのものもわからずご本人も珍しくめげそうになっていましたが、「絶対に諦めない」
声かけと共にやめずに繰り返してもらいました。
身体を動かし続けていく中で解放していく気持ちと共に!!お見事!!
美しくバランスのとれたピルエットを取り戻して頂けました。
Excellent!!
羽のように背中から広がったアームス。真っ直ぐなpliéからの自然なPasse 。
諦めなかったことについてきたご褒美ですね。
でも、子どもたちもそうですが、大人の方も同じく...
あとはご本人次第ですからね。
越えるかどうかはご本人次第です^ ^
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1stクラスの子も、新学期が始まりまだまだスィッチが切り替わっていない様子。ご挨拶の時から目がとろりん。
その目を見て決めました。
「今日は彼女の気持ちが上がることを優先しよう」
でも、内容はいつもと同じです。そしておだてるわけでも、はしゃがせるわけでもありません。1つずつ「出来る」ことを実感してもらうことにポイントをおきました。そしてもう1つは「少し背伸びをさせること」。
1つずつのパに難しいことは取り入れていません。ですが、「どういう風に足を運ぶ」とか「毎回同じ場所に足を出す」など、お姉さんたちが注意をされていることを彼女にも伝えました。
「私だって出来る」という気持ちが大きくなっていることも気づいていましたので、それに伴うようにレッスンも進めました。フロアワークでは少しばかり決まったポジションが多くてややこしいこともありましたが、出来るまで本人のペースで続けてもらいました。
この中で、1つ気になったことは
「わかった」か「わからない」か、たずねたことがあったのですが「わかりません」を言いたくなかったのか、言ってはいけないと思っていたのか、なかなか言えない場面に遭遇しました。
もしかすると「わかった」範囲が限られていて「どこがわからない」と言いたくても言葉にならなかったのかもしれませんね。
尋ね方をあとから私も考えなくてはなと思いつつ...「わからない」ことを「わからない」とハッキリ言えるといいなと思い本人にも伝えています。
わからないことは、悪いことなんかじゃないけれど...
なかなか聞けないことも事実ですね。
「わからない」ことを学ぶ教わるわけでもありますからね。
【環境】大切ですね。
聞ける環境
動き続けられる環境
集中し続けられる環境
緊張感のある環境
そして
笑える環境
子どもたちに養ってもらうべく、私は【環境】作りの主としてもまた、明日を考え進みたいと思います^ ^
YUKI