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想う気持ち


土曜日の目白校。

土曜日は、子どもたちのノートをレッスンよりも先に読むことが出来ます。

私の今後実現したいこと。

レッスン時間に余裕を持つこと。

週に1回でも、特に年齢やクラスがあがるにつれて、ノートはレッスンよりも先に目を通し、返却し、子どもたちにも読み返す時間をもたせたいなと、より思った朝でした。

今日は、敢えて返却したノートを即座に読むように伝えました。

昨日の私からの宿題。中には知らない子もいたけれど、皆ノートを見直す時間を持ってもらいました。私からの返事を読み返し、少し考えて欲しかったからです。そして、レッスンに向かってもらいたかったからです。

今日のレッスンでは、

【テクニックの強化】がメイン。

でもそれって、軸の強化です。

バーレッスンでは、

重心の移動

バランス

ポジションのキープ

足も高さを出す

そしてキープする

それって軸がなければ保っていられないことばかり。

センターレッスンでは当然バーという支えがなくなりますから、何が足りないかどんどん出てきます。

子どもたち自身でも気付くことも当たり前に増え、どうしたら出来るんだろう?と疑問がうまれノートに書いてくる子も出てきています。

(いいこと!その調子)

まずは、1つ1つやって「出来ない」から「先生のヒントを適確に実践してみる」

ことに繋げてほしいと今日は声かけをしてみていました。

レッスンを通して子どもたちの気持ちの変化も見たいなと思っています。

たとえばわかりやすいのはピルエット。

回転です。

でも回ろうとする気持ちが強すぎると、身体を振り回し遠心力に軸足が負けて、見事に美しくないピルエットになります。

そして、ピルエットにも強くなければならないのは軸足の強さとボディの強さ。まっすぐプリエしてまっすぐ上がる。

ただそれだけが難しく、回りたい欲求が邪魔をしてしまいます。

回れたら嬉しいですからね。すごくわかります。

バランスをとると思わなければなかなかうまくいかない。

まずはシングル(1回転)で、回りきるまで立つこと。

その声を聞いてやってみた子は、クルクルとダブルも綺麗に回れていましたよ。また、シングルを回ってみて、軸が斜めになっていることに直面した子もいました。この子は、次回からどういう行動にうつすか、回る時に何を考えるか楽しみにしています。

欲求が高まると聞いているつもりでも聞けていなかったり、回ろうとする気持ちを捨てきれなかったりして邪魔しちゃうんですよね。経験者だからわかります(笑)でもそれも全て取っ払い、本当に先生の声に忠実にやってみると不思議と出来ることが増えていくことも知っているから伝えます。

レッスンが終わって再び、子どもたちとお話をしました。

どういう人が上手のなるのだろう?

どういう振る舞いをする人を素敵だと思うのだろう??

昨日の続き。

中学生ともなれば、反抗期は越えた分よくわかっていました。(※バレエのうえでの反抗期ですよ(笑)おうちでは別です❤︎)

そして、高校生ともなればさらに別のことまで気が回っていたことに嬉しくなりました。

子どもたちは、反抗期が当たり前に訪れます。現在当校にもそうなんだろうなと思う子たちがいます。今日のメンバーだけではなくです。

バレエのレッスンの中で態度がひどく悪いとか反抗的だとかということではありません。普通にはきっと親御さんでなければ気づかない程度かもしれません。

ですが、残念ながら?私は子どもたちが好きすぎる(笑)故によく見えてしまいます。今日、子どもたちにもそのまま隠さずお話をしました。

そこから見えてくる気になるところをいくつも投げかけてみました。

そんなここ数日の投げかけを聞いていた1番上の子が「私にもそう思っていた時期があったなって思い返しました」と。言っていました。でも今だから余計に、それがどういうことなのか、なんでそんなに言われるのかもわかるんだなと彼女のノートにまとめてあったことを読んで...成長したなって思いました。

そして同時にそんな風に見守ってくれる先輩もいて言われてる子どもたちは恵まれてるなと思いました。

だからね、いま少し成長期の子どもたち、気持ちが葛藤している子どもたち、顔を上げてみてほしいなと思います。

バレエが好きならば、うんと変わってみようとしてほしいと思います。

「レッスン真面目に受けてればいい」

んじゃない!

「レッスン中にやる気出せばいい」

んじゃない!!

もちろんそれは当然で、さらにもう1つ!!

成長しよう。

変わってみよう。

顔上げて、周りを見渡してみると気付くことがあるかもしれないよ。誰かに見守られてるから反抗出来るし、自分のことを認めて欲しかったりみてほしいからこそ出てきます。嫌いは拒絶。でもそうじゃないのは、信頼してくれている証拠だなとある意味嬉しくなりますよ。

でもここから先が曲がり角ではないかな。

見守られていることに浸かっていないで、飛び出しておいで。

大人になっていかなくちゃ!!

YUKI

**********

当校の1番上の子が高校一年生です。

無条件に当校ではいつも年上。だからこそ私から言われたことも人一倍あります。なりたくてなった先輩じゃないのにね。ずっと先輩。でも上に立つ以上は...って私からはもう幾度も言われてきています。

見た目から姿勢、自覚、気配り、思いやり、礼儀、挨拶、返事etc

まだまだこの先も私から言われることもあるかもしれません(笑)彼女自身に教えたいこと伝えておきたいこともまだ私もありますしね。

そんな彼女は言われたことを受け止めて変えてきた分、いま良い目をしてるなって思います。

その身近な人からも後輩さんたちぜひ、

学んでほしいな。

自分たちが先輩になった時、同じようにだれかを見守って上げられる気持ちが育つといいな。



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