ロック解除
土曜日の目白校。Jr×Upperクラスのレッスン。

暑い中、頑張り続ける子どもたちです。私も子どもたちの集中力が上がっていくように仕掛けます(笑)
注意は一瞬。
聞き逃すと次へ進んでしまう。
オープンクラスのような感じのテンポで進みました。
もちろん、子どもたちにとって「難しい」と思うことも増やしました。
このクラスではアンシェヌマンの組み合わせは、どんどん複雑になっています。
でも、必ず知っているパです。繋がっているだけ。その繋ぎ方が難しかったり、ナンジャコリャだったりしているだけ。でもその繋ぎも落ち着けばわかること。
普段、左右の足を交互に出して歩いているならば大丈夫!!
バレエの動きや繋ぎのパでも同じこと。
例えば右足を床についたら次に動き出すのは左足。
足が解ける方向を考えること。
身体の動き出せる運びに素直に従えば、紐解いて行けること。
でもこれって全て
基礎的なことが繋がってるだけ。
落ち着いて考えれば出来ること。
とにかく自分の番が回ってくるまで
動いて動いて頭を整理すること
当校の中学生はこれが比較的苦手。
考えようとすると動きが止まってしまう。
動いて染み込ませて、いろんな動きのパターンにまず慣れることも大切。何回も何回も繰り返すうちに聞けば出来る・見れば出来ることもどんどん増えていきます。
動きが身体に馴染めば、また新たに1つ1つの動きの質を高められる。
次は、もっとつま先を伸ばしてみよう
とか
次はもっと手の動きに気をつけてみよう
などなど。
良いことがたくさん待っています。
その先の成長が望めるわけですからね!!
そのためには、
レッスンでは恥をかきなさい。
ってことを今日は最後に子どもたちにもう一度伝えました。
でもまずはその前に自分自身で
もう少し危機感を持って憶えようとしなさい。(どうしようとか思う前にやること)
ということ
「難しい」という気持ちのロックを外して「憶えるんだ」と自分で自分に言い聞かせてやりなさい。
その影のがむしゃらで直向きな努力が、舞台の上では美しさに変わるんだよ。
最初から出来る人なんてそういない。(稀にいるのも事実かな)
出来ないから練習するわけだし、「難しい」→「出来ない」→「苦手」
っていう気持ちの経緯はお門違い!!
その間に
何度も何度も何度も何度も練習してみた結果かな??
子どもたちには、まだまだ突っ走ってもらいたいと思います。
「難しい」「出来ない」「無理だ」っていう言葉は、「もう出来ません」っていうほど繰り返した後にもう一度聞かせてね。
貴女方の今日の「難しい」を先生は必ず「出来る」「得意」!に変えますから!!付いてきてくださいね。

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〜憶え方のポイント〜
アンシェヌマンの組み合わせを憶えるには、少し自分の中で暗号化すると憶えやすいことがあります。
例えば、動きと名前が合致していないことも出てくると自分がわかるように擬音語にしてみたり、リズムで足運びを憶えたりしてみることもおすすめです。
自分の身体に馴染んでいることや、考えても間違えやすい箇所をまずはいち早く気づくこともポイントです。
動きの流れの中で、いつもと違うことや新しいことそこに焦点を当てて注意をするとスムーズな運びになったりも!!しますよ。
何事も「気付く」ことは大切ですね。
出来ることよりも出来ない(その段階で)ことに注目出来る自分になれると良いかもしれませんね。
バレエ以外も同じですね。
どうぞ素敵な連休をお過ごしくださいね。
YUKI
