YUKI
まとまっていたのは
スタジオに来て着替える前に
「わからないところがあるから、お支度済んだら教えてください」
って申し出て来てくれた子がいました。
彼女のこういうところ
当校ではピカイチです。
「わからないことは聞いて」
って伝えたことが、彼女の前向きな意欲にも繋がってる様子。
そしてもう一つ彼女が素敵なところは
「自分で考えた上で」
わからないところを聞いてくれるところです。
これは、まさに!大人でも見習うべきところだなっていつも思います。
漠然とわからないんじゃなく
自分で考えた上で「わからない」ことを聞けること。
だからユキセンセイにも「何が」わからないのか、すごく伝わるの。
お支度済ませて一旦、わからないところを一緒に整理して、再びリハーサルの時にみんなで復習もしたから、「わからない」ところは少し掴めたのではないかなと思います。
バレエの不思議なところであり難しいところは、一旦聞いてもわかったと思っていても、まだ身体にそれ自体が染み込んでいないとまたわからなくなるところです。
だからこれからもっと積み重ねていって
身体で「わかる」を実感して得ていってもらいたいなと思っています。
みんなみんな
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今日の率直な感想
レッスン全部を通しての感想。
《クラスとしてまとまっていた感じがする》
そこには一人ひとりの意識とスィッチの芽生えを感じます。
ユキセンセイが「今何を伝えているか」
一つ一つの理解に加えて、そこに応える姿勢と身体やお返事での反応は
ただ言われるがままそうする
ではない感じです。
特に子どもたちの身体に触れるとその感覚はよくわかるります。
言われてること・注意することにちゃんと自力の指令がおりていて反応が返ってくる感覚。
言葉にはし難いことだけど、「こうしてほしい」ことに「どうする」「どうすればいいか」
脳からの指令が身体におりてきているな
という感じがします。
もう一つ!
【甦る記憶】
「この前もこれを言ったよ?」
どうするんだったかな?
のユキセンセイからのクエスチョンに、
「思い出す」
「呼び起こす」
スピードが速くなったなと思います。
積み重ねのレッスンと共に
踊りの振付覚えも始まったことによって、高まってきた意識とチカラなのではないかなとも思います。
「同じことを繰り返す」ことで身につくチカラと
「同じことを繰り返す」中で深めていくチカラが
同時に身につき始めていると思います。
でもそれって
やっぱり一人ひとりの意識と自覚の芽生えもあるんですよね。
クラスとしてのまとまりの実感は
一人ひとりの意識の高まりですよ。
きっときっと。
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最後に切り替えるチカラについて
レッスン前にちょっとモゾモゾしていた子も、
始まった時はふわふわしていた子も、
レッスンが始まれば、何かを境に切り替わる場面が見られました。
ガーガー
ユキセンセイが精神論を叫ばなくても(笑)
声かけのワードのどこかが引っかかったり
触られた感覚で何か身体が感じたりすることで
自力で集中スィッチが切り替わる姿が、あちこちでみられたことも嬉しい変化でした。
押して引いて
しながら子どもたちと共に走っているつもりですが...
子どもたちはその押し引きも全部自然と感じ取っているんだろうなって思わされます。
だからポンって手放した時に、
突然自分で何か芽生える瞬間が生まれてくるのかもしれないなって
思ったレッスンでした。
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あとは振付!
もう一踏ん張りで一曲上がるよー。
そしたら練習を重ねましょうね。
お衣裳さんとも、打ち合わせをスタートしたユキセンセイです。
楽しみに!
衣裳が踊りを彩ってくれるように...
練習しましょうね。
YUKI
