YUKI
2020年7月16日
レッスンの前に、学校の宿題を必ず済ませる子がいます。これまでは、なかなか「宿題」に気持ちが向かないとか
お友達が来れば、そちらに気が散ってしまい、レッスンギリギリまで進まないこともありました。
しかし、前回からその様子も少しずつ変化が見られ
今日は、「急ぎなさい」とか「あとどれくらい?」なんて聞かなくてよかったんです。
今日の彼女の宿題に向き合う姿勢を見れば、「終わらせるな」とすぐにわかりました。
集中の仕方も違いましたが
お友達を宿題の時間は遮るかのように机を壁に向けてひたすらワークに向かっていました。
レッスン開始20分以上前に終わらせました!!
イキイキしてた。
言われる前に自分でやらねばならないこと・やりたくはないかもしれないことを越えましたよ。
その達成感はレッスンの背中に現れていました。いつもは少し丸まって見える背中がピーんと伸びていました。
子どもたちの中で
納得できないことも、理解ができないこともたくさん出てきますよね。
宿題は、大きな壁の子もいます。
それでも自分のやりたいことの「やりたい」を貫くためには、やりたくないことも時にはしなくてはなりません。バレエのレッスンの中でもそんな一面は遅かれ早かれ、大小問わずどの子にも訪れることかなと思いますから、その力にもなるかもしれませんよ。
宿題よりは好きなバレエでの踏ん張りは楽
なんて思えるくらいタフな子達になってほしいですね(笑)
逆を言えばですね・・・
ユキセンセイのうるささに比べたら、宿題をする方がきっと楽なはずですよ〜みなさま。
何か一つのことを貫くには、やりたくないことであってもまずは「やること」「最後までたどりつくこと」は大切だと私は思います。
子どもたちにはやる前から嫌がらずに、そして簡単に諦めないで、何事も前向きに取り組んでほしいですね。
でも、ほらね。一つ今まで苦しんでいたことがクリアできたら、
誰が嬉しいって
本人が一番嬉しいのよね。
宿題も浮き沈みはあるでしょうけれど、その都度バレエを支えに乗り越えてくれると嬉しいです(笑)
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前書きがながーくなってしまいましたが、今日は、バーでは特に
センセイの動きはしっかりと止まって見て
自分たちが動くときは【真っ直ぐに前を見て耳でしっかりと聞く】ことにポイントをおきました。
新しい動きも増えていますが、視覚からの記憶と聴覚からの情報の受け取り、それらの指令で身体を動かしていきます。
バレエのレッスンでは、たとえば動いている最中に、声をかけられてもセンセイの方は見ずに動き続けます。
ということは、今たくさん練習しているパ(ステップ)の練習がどれだけ大切かわかりますよね。
単語だけをしっかりと身体にまずは記憶させて、後々それらを繋げていき踊りになります。(そのようなことです)
バーワークでは、パが踏める土台づくりをせっせと行っています。この内容も、しっかりと段階を踏んでおり、子どもたちは一つ一つの理解も深めてくれています。
あとは、この繰り返しでできるパも増えていきます。
けれど、やっぱり大事なのは
しっかりと話を見て聞くことです。
今日のレッスンの最後にも、ギャン!!と叱られた子たちがいましたが、
センセイがお話(説明)をし始めたら最後まで止まってみる
どんなにその時点で動きたくなっても、一旦最後まで動きを見る・そして説明を聞くこと
そして
動き始めたら、前を見る/あるいは指定されたところを見たまま、耳はセンセイの声や音楽をキャッチすること
大変ですね。
一つ一つ、落ち着いて。
やりたい!
動きたい!
私それ知ってる!
こうでしょセンセイ!!
まだまだ子どもらしく行動に出たい年齢ですが!!最後まで見て・聞いてください。
ね!!
また反対に
性格も様々なので、なかなか自分から動き出せない子もいます。その子たちも、少しずつこの元気なメンバーに揉まれ(笑) 説明を聞いた後に(そこは素敵) 自分から動き出せることが自然と増えています。
ただモジモジしている間に終わってしまうことも、今日はありましたね。そこは、【準備】の遅れが原因の一つでした。
音が鳴ってしまうと、待ってはくれませんから、次回からはどのタイミングで自分の準備をするのかもう一度、説明から加えていきましょうね。
来週の木と金はおやすみです。
元気なGirlsに会えなくて残念です。
YUKI