YUKI
2020年7月10日
元気なPreⅢさん
今日は、少し子どもたちがドキドキするような瞬間を設けることになりました。
レッスンスタートの時から、子どもたちの意識と集中の高まりがよい日でした。
ユキセンセイの声もよく届くようになってきています。
少しずつ、みんなもしばしリセットされていた「レッスン」の時間に慣れてきてくれたなと感じています。
子どもたちの身体も気持ちも温まってきた中盤に、一つ説明をして子どもたちだけで「やってみましょう」の時間を作りました。
最初の動きを見て、不安な中よく理解しているなという子が何人かいました。
その後、何度かやっているうちにお友達の動きが気になってわかっていたこともわからなくなっていった子もいました。
ここが、今日のポイント!
何度繰り返しても、最後まで自分の憶えたことを堂々と貫いた子が一人いました。
その子にまず!一人でやってみてもらいました。
とここでさらに驚いたこと。
みんなの前に出てくると、ドキドキが高鳴って出来ていたことも大抵わからなくなってしまうことがあります。
だけど、一人になってもその子は最後までやはり同じように「堂々と」やって見せてくれました。
ほぼ、動きも間違いはなく、よく憶えていたこと、さらに最後まで揺るがず貫けたことに大きな拍手を送りました。
この子の頑張りがみんなの気持ちを動かしましたね。
みんながポジティブになれたか・・・と言われると現段階ではそうではありませんでした。
「私もやってみたい!」と思った子も
「やっぱり不安だな」と思った子もいました。
だけど、みんなドキドキしながらも一人ずつ不安な気持ちとたたかいながら披露してくれましたね。
そんな様子を見ながら
今の時点で一人ひとりの気持ちの状態もよく伝わったためユキセンセイからこんなお話をしました。
「バレエが上手になるためには、何が大切だろう?」
子どもたちは、たくさん考えて今までユキセンセイから言われてきた注意を思い出して答えてくれました。
つま先ピンとする
背中をピンとする
お首を長くする
笑顔
よくこんなに答えてくれたな〜って思います。
ではもう一つね。
バレエをするには「キモチ(ココロ)」が大切なんだよ。
間違えに恐れず、最後までやり通す強い気持ちが大切なんです。
今日、最初にみんなの前で動いてくれたお友達は、キモチがすっごく強かったのよね。そのキモチが強いと、上手になることもできるよ。
そんなお話です。
だけど、「強いキモチ」といっても「強いお顔」で踊るのではなく、みんなが答えてくれたように「笑顔」で踊る強いキモチが大事ね。
まだ内容を汲み取るには難しい年齢と思いますか?
いえいえ、ユキセンセイはそんな風には思いませんよ。彼女・彼らにはきっと届いています。
ユキセンセイのお話だけではきっと届かなかったでしょうけれど、お友達の中に強い気持ちを見せてくれた子がいたから。
みんなの前でやってみたいな
私も僕も褒められたいな
まだまだドキドキするけど
頑張ってみよう
って思ってくれていたはずです。
その証拠に、後半のステップの練習ではみんなで息が合うようになってもいました。
さらには、ユキセンセイがお話をした後に、わからない子はいますか?「もう一度お話ししてくださいっていう人はいますか?」
の声に、自分から手をあげてくれた子も出てきたものね。
これは嬉しい一歩でしたよ。
厳しいところは厳しく伝えることも増えてきたPreⅡさんですが、その分子どもたちの意識も高まっていることは確かです。
でもね、厳しいばかりじゃないのよ。
笑顔が子どもたちの心の底から湧き出てくるように、たくさん動いて
たくさんみんなの気持ちも動かしたいなって思っています。
性格それぞれ
気持ちの成長速度もそれぞれ
だけどみんなしっかりと一歩ずつ歩んでくれていますよ。
【笑顔】
おうちでも練習してください。
ママたちも、たくさん笑顔で子どもたちと接してあげてくださいね。
また次回が
とーーーーーっても楽しみです。
最後に
「バレエ上手になりたい人」
って聞いた時に、みんなが手をあげてくれてユキセンセイほんっっとうに嬉しかったです。
YUKI