YUKI

2021年7月31日

平和を運ぶ

コカリナさんと合同リハーサル


 

今日は、8/22(日) に行われる

【国立競技場の木のコカリナが奏でるコンサート】

〜世界中の友達に平和を〜


 

のリハーサルでした。


 

コカリナの生演奏の舞台に、レベルアップ1st以上の子どもたちが参加させていただきます。


 


 

合同リハーサルの場所に子どもたちと伺うと、先生はじめ皆さまが子どもたちを拍手で迎えてくださいました。


 

温かくて

とてもとてもありがたくて、その瞬間から子どもたちも緊張が嬉しさに変わり、楽しさが込み上げてきた感じがしました。


 

子どもたちも元気いっぱいに

皆さまにご挨拶もできて、ユキセンセイはとってもとっても嬉しかったです。

子どもたちの心がホッとしてるなと感じました。


 

ユキセンセイの心も安心に包まれていました(笑)
 

 
**********

リハーサルでは早速、コカリナとピアノの生演奏で踊らせていただきました。


 

まずは何も打ち合わせなどなくやってみる!

という黒坂先生のリハーサルの進み方も素敵でした。


 

一曲目をレベルアップ1st、2nd、3rdのメンバーで踊らせていただきます。この時に、ピアニストさんがすぐに子どもたちの動きを察知して合わせてくださって、「さすがだな〜」と思ってしまいました。


 

きっとこの時点で、子どもたちはまた安心したかなと思います。


 

その後も子どもたちがのーびのびと音を楽しむかのように踊っていて

ユキセンセイかなり涙腺が、最初から緩みかけて危なかった(笑)


 

コカリナの音色もピアノの音色も優しくてあったかくて...

子どもたちがその音に包まれるかのように身を委ねていて...


 

みんなにぜひ観ていただきたい!!!!!!!


 

と強く思ってしまいました。


 


 

二曲目はJrのメンバーが踊ります。
 

この曲は、提案された時から

【今のJrに踊らせたい】

と私が思ったのですが、作品をつくる上では実際なかなか悩みました。


 

黒坂先生の曲への想いを消してしまわないように...

そんな風に私自身が何か少し背負ってしまっていたのかもしれません。


 

でも何度も何度も子どもたちと試行錯誤を繰り返して

何度も何度もこの曲を聞かせていただき

一本のストーリーが出来上がって行きました。


 

さらに陸前高田の一本松の木くずの布をアイテムに変えるというチャレンジにより、私自身がそれまで作風に持っていた固定概念や世界観を打ち破ってみよう!とも思えたことも事実です。


 

それを子どもたちと共に練って

練ってカタチになっているところです。


 

今日も直前まで、子どもたちと朝から練習して演技のところを練り続けていました。(きっともう少し続きます)


 

リハーサルで、Jrのメンバーが踊り終えると歌の周美センセイが私のところに駆け寄ってくださり

「今の彼女たちの踊りを吹いてる方達に説明してあげて」

と、声をかけてくださった瞬間。


 

伝わったんだ!!


 

という嬉しさが込み上げてしまいました。


 

(その喜びが大き過ぎて、ユキセンセイ上手に説明出来なかったけれど(笑))


 


 

踊りは、観ている方がどんな風に感じるか自由だと思っています。

踊っている側としては、その想いが伝わるかなという不安があることも知っています。でも、それでも「私は伝えたい(踊りたい)」と踊ることがダンサーの役目かなとも今更ながら思います。


 

ただ

やっぱり伝わる方がいてくださること...


 

これは幸せなことです。

今まで彼女たちが積み上げてきたレッスン全て受け入れられた気がして、本当に嬉しかったです。

そしてもう一つ、この曲の始まりのキッカケを踊る子に託していたのですが、この表現も丸ごと受け入れていただけたこと、

「この動きが指揮になる」かのように合わせていただいたことも、創る側としては興奮したポイントでした。
 

 
黒坂先生や周美先生の直感や感覚、感性を私自身が肌で感じることができたこの時間は、面白く楽しく、ますます楽しみが増えました。
 

 
今日感じた生の感覚をもう一度持ち帰って子どもたちと共に、練習を重ねる中で感じ直してみたいと思います。
 


最後は、フィナーレの練習。

子どもたちも手話で参加させていただきます。


 

この歌が、とてもシンプルで

とても温かく

でもその反面

何故か私にはこのことが「願い」である世界(日本も含め)が実際にあることに胸がチクッとしてしまう


 

というのが率直な感想です。


 


 

子どもたちの笑顔は、

宝物。


 

私自身

身近なところで

子どもたちの笑顔をかき消してしまってはいないかと


 

自問自答してしまった...

ということも記しておきます。


 


 

子どもたちのこの先の未来が

笑顔で満ち溢れるよう


 

繋いだ手から広がっていきますように。


 


 

コカリナさんの優しい手から繋がった今回の舞台。

子どもたちにとっても

私にとっても

本当に貴重な...言葉にならない経験をさせていただけている【今】に感謝いっぱいのリハーサルでした。


 

ありがとうございました。


 

優しさいっぱいありがとうございました。


 


 


世界中の友達に平和がくるように

手を繋ごうこの街で歌お や 踊ろう


 


 

「きみのココロ 風にのり 平和を運ぶ」


 

【世界中の友達に平和を】より


 

子どもたちの踊りが

コカリナの音色に乗って

笑顔を運びますように。

YUKI


 

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