YUKI

2020年5月28日

表現方法

「バレエが好きな気持ちを先生に届けて!!」

今日のオンラインでのキーワード。

2nd/3rd/Jrでは、この言葉とは違う形ではあったけど、同じことがキーワードとなっています。

何度も同じことを言いますが、

バレエは身体で表現する芸術です。

身体いっぱいで表現したものを身体美と共にオーディエンスに届けます。

音楽・美術・照明の力を借りて。

通常レッスンの中でも、そんなに質疑応答などは用いないことが多いです。(当校は多いと思ってください。特に今このオンラインではそうです。)

レッスン中は、生徒側が言葉を発することはほぼなく

その代わりに、生徒側は「反応」を「姿勢」「動き」で教師に伝えます。

ただ、私の場合は

その部分を言葉にして子どもたちに説明して伝えることをします。

いろんな意図あってのことですが

その中には(長期みて変えたい)

「待ち姿勢」「受け身姿勢」では相手に伝わらないということを伝えたい

という思いもあります。

もう一つは

生徒も先生の声にどう反応して良いかわからない

ということが(日本の風習)あるはずだからです。

日本の日常会話では表情やアクション・リアクションを大きくは使わないため、身振り手振りなどのジェスチャーも不慣れなため、言葉以外の表現伝達が日常ではそんなに行われていません。

そのため相手へどうやって言葉以外で伝えたら良いかということには慣れていない気がします。

でも、「こーーーんなに楽しいんだよ」ってことを子どもたちは身体いっぱいに表現できる術を実は根っこの部分に持っています。

そこを引出したいなと思っています。

今日は、一つ一つの踊りに「タイトル」もつけてイマジネーションの世界へと引っ張ってみました。

それでもやっぱり、表情はなかなカタイな

っていうのが本音です。(笑)

(((訂正!!PreⅢの子の中に、とびっきりいい笑顔の子が一人いました。))))!!!!

普段 身振り手振りを使わないので、自分の表情も実はあまり動いていないのですよね。大人でもなかなか気づけていない部分だと思います。

レッスンだしね

ユキセンセイ厳しいし

怖いし

子どもたちは固まってしまってる??

それでも

バレエ楽しい!!

踊るって楽しい!!!

が相手に伝わるように動けるようになって欲しいなと

思っています。

ちょっとのニコ

じゃ、遠くのお客さんには伝わらないのよね。

このオンラインだからこそ、新たに出てきた課題だと感じます。

振りも考えながら、笑顔で踊り続けるってすっごく難しいけど

「バレエが好きだよーー」

の気持ちで踊っていく練習をしていきましょうね。

スタジオが再開できたら

笑う練習からスタートかな。

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だんだんとレッスンの中では姿勢についてもうるさく言います。

2nd以上になっていくと、自分で姿勢に気付き・切り替える必要性も伝えます。

成長と共に、言われれば言われるほど心の中はくしゃくしゃなる時期も通ります。

今の2ndがそこですが。

そういう時は、敢えて声をかけないこともしています。

「本当にバレエが好きで上達したいなら自分で気付きなさい」

という対応も時々します。

今日のノート(笑)

本音がズラリ並んでいました。

「わかってるけど!」こう感じじゃうんだ!

っていう叫びみたいに書かれていて

本音書いてすみません。

としめられていました。

このノートを見て、いいなって思いました。

だからそう伝えています。

自分の思いや考えを封じ込める必要はない。

そう思います。

でも、表現の方法はとても難しい。そうも感じます。

そのことも彼女には伝えています。

みんな同じじゃなくて当たり前で、それを閉じ込めずに出して気づいて反省しての繰り返しで、自分の表現を見つけて欲しいって思います。

だから、ユキセンセイも子どもたちには本気の本音でぶつかります。

「うるさいな」って思って欲しいから。

そして出して欲しいから。

そしたら気づいていくこともきっとあるから。

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やっぱり踊るっていいなと思います。

言葉では伝えられないことを込められるから。

そして言葉では伝わらないものを届けられるからです。

でもそのためにも、たっくさんの感情も揺らして感じて

たっくさんの表情も出して出して

まずはレッスンで

ユキセンセイに届けてください。

時にイライラした感情もぶつけてください。

YUKI

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2ndの子のノートに挿絵が加わりました。

受け身だった彼女。

自分にできる表現が加わってきたノートです。

その写真より。

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